【危険度別】外壁のサインを見逃すな!プロが教える劣化症状
ふと自宅の壁を見たとき、「あれ、こんな汚れあったかな?」「小さなひび割れがあるけど、大丈夫だろうか…」と感じたことはありませんか?外壁は、私たちの住まいを雨や紫外線から守ってくれる大切な鎧です。その鎧に現れる小さな変化は、家が発する重要なSOSサインかもしれません。
今回は、ご自身でできる外壁のセルフチェック方法と、プロが見る危険な劣化症状を「危険度」別に分かりやすく解説します。手遅れになる前に、正しい知識を身につけましょう。
まずはセルフチェック!主な劣化サイン5選
専門家でなくても、いくつかのポイントを知っておけば、ご自宅の外壁の状態をある程度把握することができます。
【危険度:低】チョーキング(壁を触ると白い粉がつく)
外壁を手でそっと撫でてみてください。手にチョークのような白い粉がつけば、それは「チョーキング現象」です。塗料の表面が紫外線などで劣化し、粉状になっている状態。塗膜が本来の防水性能を失い始めているサインであり、塗り替えを検討し始める初期段階の目安です。
【危険度:中】コケ・藻・カビの発生
日当たりの悪い北側の壁などに、緑色のコケや黒ずんだカビが発生していませんか?これらは塗膜の防水性が低下し、外壁が常に湿気を含んでいる証拠です。美観を損なうだけでなく、外壁材そのものを傷める原因にもなります。
【危険度:中~高】ヘアークラック(髪の毛ほどの細いひび割れ)
幅0.3mm以下の、髪の毛のような細いひび割れを「ヘアークラック」と呼びます。塗膜の経年劣化が原因で発生することが多く、今すぐ雨漏りに直結する可能性は低いですが、放置すればひび割れが広がり、そこから水が浸入するリスクが高まります。
【危険度:高】構造クラック(幅0.3mm以上の深いひび割れ)
明らかに太く、深いひび割れは「構造クラック」と呼ばれ、注意が必要です。これは塗膜だけでなく、外壁材自体、あるいは建物の構造的な問題で発生している可能性があります。この隙間から雨水が浸入すると、建物の内部構造を腐食させる深刻な事態に繋がりかねません。
【危険度:激高】シーリングのひび割れ・剥がれ
サイディングボードの継ぎ目や窓サッシの周りを埋めているゴム状の素材を「シーリング(コーキング)」と呼びます。ここがひび割れたり、痩せて隙間ができていたりするのは非常に危険なサインです。シーリングは建物の防水における「最後の砦」とも言える部分。ここが劣化すると、直接雨水が壁の内部に浸入してしまいます。
まとめ:劣化サインは、家からの大切なお知らせです
外壁の劣化は、ある日突然起こるわけではありません。小さなサインを見逃さず、適切な時期にメンテナンスを行うことが、結果的に住まいを長持ちさせ、将来的な大きな出費を防ぐことに繋がります。
「うちの壁は大丈夫かな?」と少しでも気になったら、ぜひ一度、ご自身の目でチェックしてみてください。そして、もし「危険度:高」以上の症状が見つかった場合は、早めに専門家に相談することをお勧めします。
このように、正確な劣化診断が何よりも重要です。もし久留米市やその近郊にお住まいで、ご自宅の状態を一度、第三者のような専門家の目で見てほしいとお考えでしたら、私たちMAXリペイントの『外装劣化診断士』がお力になれるかもしれません。診断からお見積もりまで無料で行っておりますので、お気軽にお声がけください。