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【塗料選びの決定版】シリコン?フッ素?福岡市のプロが教える最適解

【塗料選びの決定版】シリコン?フッ素?福岡市のプロが教える最適解

外壁塗装を検討し始めると、誰もが最初に突き当たる壁が「塗料選び」ではないでしょうか。「シリコンが主流らしいけど、フッ素や無機というもっと良いものもあると聞いた」「価格が全然違うけれど、何が違うの?」そんな疑問が次々と湧いてくることでしょう。

福岡市のように、都市部特有の交通量や、海からの潮風、そして夏の強い日差しなど、住まいの環境は様々です。塗料選びは、これらの環境から家を長期的に守るための、いわば「戦略」そのもの。高価な塗料が必ずしもベストな選択とは限りません。

今回は、数ある塗料の中からご自身の家に最適なものを見つけるための「判断基準」を、専門家の視点から分かりやすく解説します。

目次

まずは基本!塗料の価格と寿命を決める「樹脂」の違い

塗料の性能を決定づける最も重要な要素は、主成分である「合成樹脂」の種類です。一般的に、性能は以下の順で高くなり、それに伴い価格と耐用年数も上がっていきます。

  • アクリル → ウレタン → シリコン → フッ素 → 無機

現在、戸建て住宅の塗り替えで主流となっているのは「シリコン」「フッ素」「無機」の3つです。今回はこの3つのグレードに絞って、それぞれの特徴を見ていきましょう。

主流塗料3グレードを徹底比較!我が家に合うのはどれ?

それぞれの塗料のメリット・デメリットを理解し、ご自身の予算や何を最も重視したいか(コストパフォーマンス、耐久性、機能性など)を考えることが、後悔しない塗料選びの第一歩です。

コストパフォーマンスの王道「シリコン塗料」

現在の外壁塗装で最も多く選ばれている、まさに「定番」の塗料です。

  • 耐用年数の目安: 10~15年
  • 価格帯の目安: 2,300~3,500円/㎡
  • メリット: 耐久性と価格のバランスが非常に良く、コストパフォーマンスに優れています。防汚性や防カビ性など、基本的な性能も十分に備わっています。近年では、紫外線による劣化を防ぐ「ラジカル制御型」のシリコン塗料も登場し、さらに耐久性が向上しています。
  • デメリット: 他のグレードに比べると、耐用年数はやや短めです。また、製品によって性能の差が大きいのも特徴で、信頼できるメーカーの製品を選ぶことが重要になります。
  • こんな方におすすめ: 「10~15年後にもう一度メンテナンスする前提で、今回の費用は抑えたい」という堅実な考え方の方に最適です。

長期的な美観と保護を追求する「フッ素塗料」

高い耐久性を持ち、商業ビルや橋梁など、厳しい環境下にある建造物にも使われてきた信頼性の高い塗料です。

  • 耐用年数の目安: 15~20年
  • 価格帯の目安: 3,800~4,800円/㎡
  • メリット: 耐用年数が非常に長く、塗り替えのサイクルを延ばせるため、長期的に見るとコストを抑えられる場合があります。表面が非常に滑らかで、汚れが付着しにくい「低汚染性」も大きな魅力。交通量の多い道路沿いでも美観を保ちやすいです。
  • デメリット: 初期費用がシリコン塗料に比べて高くなります。また、塗膜が硬いため、ひび割れ(クラック)が多いモルタル壁などでは、建物の動きに追従できずに塗膜が割れてしまう可能性も指摘されることがあります。
  • こんな方におすすめ: 「塗り替えの回数を減らしたい」「とにかく長く家を綺麗に保ちたい」という方に向いています。

次世代の超耐久性「無機塗料」

無機物(ガラスや石など)の持つ「非常に硬く劣化しにくい」という特性を活かした、現在最も高い耐久性を誇る塗料です。

  • 耐用年数の目安: 20年以上
  • 価格帯の目安: 4,500~5,500円/㎡
  • メリット: 紫外線による劣化に強く、圧倒的な耐用年数を誇ります。コケやカビも発生しにくく、燃えにくいという特性も持っています。
  • デメリット: 価格が最も高価です。また、塗膜が非常に硬いため、フッ素同様、ひび割れしやすい特性がありました。そのため現在では、無機物の弱点を補うために有機樹脂を混ぜた「無機ハイブリッド塗料」が主流となっています。非常に高い性能を持つ分、施工には高い技術力が求められます。
  • こんな方におすすめ: 「今後、何度も塗装のことを考えたくない」「最高のグレードで家を守りたい」という方に選ばれています。

「付加機能」で選ぶという、もう一つの視点

樹脂のグレードだけでなく、「どんな機能を持たせたいか」で選ぶ方法もあります。

夏の暑さ対策に「遮熱・断熱塗料」

太陽光を反射して、室内の温度上昇を抑える効果が期待できる塗料です。特に2階の部屋の夏の暑さにお悩みの方には、選択肢の一つとなるでしょう。

美観を長く保つ「低汚染塗料」

雨の力で汚れを洗い流す「セルフクリーニング機能」を持つ塗料です。交通量の多い場所や、白い外壁を長くきれいに保ちたい場合に効果を発揮します。

まとめ:最高の塗料とは「我が家に最適な塗料」のこと

ここまで様々な塗料をご紹介してきましたが、最も大切なのは「ご自身の家とライフプランに合った塗料を選ぶ」ということです。

例えば、ひび割れの多い壁に硬い無機塗料を塗っても、性能を十分に発揮できないかもしれません。逆に、あと15年ほどで住み替えを考えている家に、20年以上の耐用年数を持つ高価な塗料は過剰品質かもしれません。

最適な塗料を選ぶためには、まずご自宅の外壁が今どのような状態で、どのような環境に置かれているのかを正確に把握することが不可欠です。

もし、福岡市やその近郊(春日市、大野城市、那珂川市など)にお住まいで、「うちの壁には、結局どの塗料が一番合っているの?」と専門家の意見を聞いてみたくなったなら、ぜひ私たちにご相談ください。

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