【塗装したら終わりじゃない】外壁塗装の効果を長持ちさせるプロ直伝のメンテナンス術とセルフチェック法
100万円以上の費用と時間をかけて、ようやく完了した我が家の外壁塗装。ピカピカに生まれ変わった外壁を見ると、「これでしばらくは安心だ」と、誰もが思うはずです。 しかし、その美しい状態と塗装の保護効果を、塗料の寿命まで最大限に長持ちさせるためには、「塗装したら終わり」ではなく、その後のちょっとしたメンテナンスが非常に重要になってきます。
高価な治療を受けた後も、日々の健康管理が大切なように、外壁も定期的な“健康診断”と“お手入れ”をしてあげることで、その寿命は大きく変わってくるのです。
このコラムでは、塗装工事完了後、ご自身でできる簡単なメンテナンス方法と、劣化のサインを見逃さないためのセルフチェック法をご紹介します。
ご自身でできる!年に1~2回の簡単なお手入れ
業者に頼むほどではないけれど、自分でお手入れをしたい。そんな時は、年に1~2回、春や秋の過ごしやすい時期に、以下の方法で外壁をチェック&クリーニングしてみましょう。
用意するもの
- 柔らかいブラシやスポンジ(車を洗うようなもの)
- ホース(リール付きのもの)
- 中性洗剤(食器用洗剤など)
- バケツ
お手入れの手順
- まずは水洗い: ホースを使い、シャワー程度の水圧で、上から下へ壁全体の砂埃や汚れを優しく洗い流します。 【注意!】家庭用の高圧洗浄機は、水圧が強すぎて塗膜を傷つける可能性があるため、使用は避けるのが無難です。
- しつこい汚れを落とす: 水だけで落ちない排気ガスのススや黒ずみ、緑色のコケなどがある場合は、バケツに中性洗剤を薄めて入れ、柔らかいブラシやスポンジで優しくこすり洗いをします。
- しっかりと洗い流す: 洗剤が残ると、変色や新たな汚れの原因になるため、ホースの水で洗剤成分を完全に洗い流します。
- 自然乾燥させる: あとは自然に乾くのを待ちます。
これだけでも、汚れの固着を防ぎ、塗膜の劣化を促進するカビやコケの繁殖を抑える効果が期待できます。
劣化のサインを見逃さない!セルフチェックの5つのポイント
お手入れのついでに、家の周りをぐるりと一周し、以下のポイントをチェックする習慣をつけましょう。劣化の初期サインを早期に発見できれば、簡単な補修で済む場合もあります。
1. チョーキング現象の有無
塗装後、数年が経過したら、日当たりの良い南面や西面の壁を手でそっと撫でてみてください。手にチョークのような白い粉が付くようであれば、塗膜の表面が劣化し始めたサインです。これが次の塗り替えを検討し始める最初の目安になります。
2. 新たなひび割れ(クラック)の発生
塗装時に補修したはずの場所に、再びひび割れが発生していないか。あるいは、新しい場所にひび割れができていないかを確認します。特に、窓の四隅などはひび割れが発生しやすいポイントです。
3. コケ・カビの発生
日当たりの悪い北面や、エアコンの室外機周り、植木の近くなど、湿気がこもりやすい場所は、緑色のコケや黒カビが発生しやすいため、重点的にチェックしましょう。
4. シーリング(コーキング)の状態
サイディング外壁の場合、目地のシーリングにひび割れや剥がれ、痩せが見られないかを確認します。シーリングは壁本体の塗膜よりも早く劣化することがあります。
5. 付帯部(雨樋、破風板など)の状態
雨樋に割れや歪みはないか、破風板や軒天の木部・鉄部に塗膜の剥がれやサビが発生していないかなど、細かい部分も忘れずにチェックします。
専門家による「定期点検」の重要性
セルフチェックで「あれ?」と思う箇所を見つけたり、ご自身では判断がつかなかったりした場合は、無理せず工事を依頼した業者に相談しましょう。
優良な業者は、工事後も「1年点検」「3年点検」といった形で、定期的にアフターフォローを行ってくれます。こうした専門家の目による定期点検を受けることが、お住まいの健康状態を正確に把握し、長期的な安心を得るための最も確実な方法です。
まとめ:愛情のこもったメンテナンスが、家の寿命を延ばす
外壁塗装は、ゴールではなく、お住まいとの新しいお付き合いのスタートです。年に数回、ご自身の目で見て、手で触れて、愛情を込めてお手入れをしてあげること。それが、塗装の効果を最大限に引き出し、大切なお住まいの資産価値を守り続けることに繋がります。
私たちMAXリペイントは、「工事が終わってからが、本当のお付き合いの始まり」だと考えています。施工後の定期点検はもちろんのこと、お客様からのご相談にはいつでも迅速に対応できる体制を整えております。福岡、佐賀、熊本エリアで、工事後も末永く安心してお付き合いできる業者をお探しでしたら、ぜひ私たちにお任せください。